◉熟語10 ストーリーでわかる前置詞 at
◉場所のat は「一点のat」VS 「空間の中の in 」
T先生:「東京駅「で」電車を降りた」これなんて言う?
Sくん:I got off the train ( in ? at? ) Tokyo Station. ですか。
T先生:答えはatだ。
Sくん:場所ならinでも良い気がしますけど。
T先生:残念ながらinではないんだ。今日は 前置詞の at について学んでいこう。
T先生:まず、atの基本は「一点」なんだ。「◉」だね。地図を見てみると、東京駅は地図上の「一点」だね。 I got off the train at Tokyo Station. でいい。
Sくん:inは使いませんか。
T先生:「東京駅の構内で彼女と会った」なら、I met her ( in ) Tokyo Station. となる。「空間の中」という感じならinだね。
Sくん:なるほど。じゃ「彼は先週そのホテルに泊まった」は泊まったホテルを「地図上の一点」と捉えると、He stayed at the hotel last week.でいいですか。
T先生:いいね。一方、「雨がひどく降ったので、彼はホテル内にとどまった」なら、「ホテルの中」を意識しているよね。It raind hard, so he stayed in the hotel. が自然だね。
Sくん:もう一つ。「森でくまさんに出会った」ならどう言いますか。
T先生:(笑)もうわかるはずだよ。考えてごらん。急に出くわすは、run into...(過去形で ran into..) ね。
Sくん:I ran into a bear ( in ) the forest. ですね。だって「森の中で」=「木々に囲まれた空間の中」って感じですから。
T先生:素晴らしい。
T先生:じゃ都市で考えるとどうだろう?「彼はロンドン「に」三日間滞在した」は? at London? in London?
Sくん:うーん。ホテルや駅と違って、ロンドンという都市はもっと広さがあるじゃないですか。in Londonかな。
T先生:正解。町や都市は、「その中で活動」するところが想像できるよね。広さや空間を感じさせる in Londonだね。
I stayed (in) London for three days.
T先生:最後に、黒柳徹子さんの名著「窓際のトットちゃん」って知ってる? 英語タイトルが、A Little Girl ( at ) the Window ということも紹介するよ。
Sくん:まさしく「場所の一点」。ですね。nearやbyよりもっと窓にピッタリくっついて外を見ている感じ。「一点」に近い感じですかね。
T先生:そうだね。「彼は門のところに立っていた」も He was standing (at) the gate.ともいうね。本当にもうめっちゃ近接している時にはatを使うよ。
atもinも実際の広さは問題じゃなく、話し手が「一点の場所」と感じる場合にat, 「(空間的な)広がりを持った場所」と思うならinを用いる. たとえば, 駅自体は面積があって広くても, 迎えに行ったり乗り降りする時は地図上の1点ということで「at」を用い、自分の住む町などは、たとえ小さくても、自分の活動範囲の中として考え,「 in」を用いることが多いんだ。
まとめると、あくまで実際の広さではなく、「自分が意識している」のが、「地図上の一点」か「活動したり広さを感じさせる・空間の中」かで、atかin を使い分ける訳ですね。
◉「場所の一点のat」
I got off the train at ... ....で電車を降りた
arrive at.... ...に到着する
drop in at.... ....に立ち寄る
◉「時の一点のat」
時間でも at 7 o'clockとか言いますよね。
そう。これは、「時計の針が一点を指している」と考えればいいんだ。時の一点を指す感じを自分で持てばatだね。
at 7 a.m. 午前7時に
at that time その当時
at the age of ninety 90歳の年齢で
at the end of this month 今月の末に
気をつけたいのは、「卒業式は10時から始まります」は
⭕️The graduation ceremony begins ( at ) 10:00 a.m. で fromじゃないよ。
◉「スピードのatも一点を指す」
T先生:速さを表す場合も、at 100 kilometers per hour 「時速100キロで」とat を使う。どうしてだと思う?
Sくん:わかった。「速度計の計器の針」が「100」の「一点」を指しているからですね。
T先生:いいね。似たような表現で at this rate「このペースなら」もある。At this rate ...we will never finish. 「このペースだと絶対終わらないよ」
at 100 kilometers per hour 時速100kmの速さで
at this rate このペースだと
◉的(まと)のat
一点ということは「何かの行動の的(まと)🎯」にもなる。「注目」、「嘲笑(ちょうしょう」)、「攻撃」の的だ。
look at を注目してみる
take a look at をしっかりと見る
laugh at を笑う
aim at をねらう
shoot at をめがけて(銃を)撃つ
throw a stone at をめがけて石を投げる
◉時の一点の応用
at first (今は違うが)当初は
at last ついに
at once すぐに (onceは「同時にいっぺんに」がもと。そこから「間髪おかずに・即座に」の意味になった)
at times 時々(折に触れて) *◉点がポツポツある感じ
at present 現在は
at the beginning of.. のはじめに
at the end of... の終わりに
at the sight of... .... を見た瞬間に
at the age of... ...歳の時(点)で
◉最高到達点
at (one's) best 全盛の
at most どんなに多くてもせいぜい (Max のポイント)
at least どんなに少なくとも (Minimumのポイント)
◉価格など
The book retails ...at 1500 yen. その本は 売られている 1500円で。(値段の一点)
◉ある状態で(「点」の発展形)
at ease くつろいで
be at a loss 途方にくれて
at the mercy of ...の慈悲で
at the expense of... ...を犠牲にして She became the company's CEO / at the expense of her personal life.
彼女はその会社のCEOになった / 個人の生活を犠牲にして。
at your own risk Do it / at your own risk. それをしてね / 自分の責任で。(リスクを背負って)
at first hand じか に (他の人の手を介さず、自分の手に渡る=直接に)
◉ある点で得意、驚いた
be good at ... の点で得意だ
be surprised at.... の点で驚いた
もっと深く
◉「彼はこの️高校の生徒だ」はなんていう?
T先生:He is a student (at)this school. だね。
その学校「で」勉強している感じだからatなんだ。所属を表すofより、atの方が数倍多い、標準の言い方だ。
慶應大学で医学を学んでいる学生なら She is a student of medicine at Keio Universityとなる。 ofの後ろは専攻ね。
最後に「彼はこの学校のバスケ部に所属している」は、He is (on) the tennis club ( at) this school. だ。onは活躍中ってニュアンス。
◉ at night VS in the evening
Sくん:at nightっていうけど、なんでat なんですか。他は in the morningとか inですよね。
T先生:nightは基本、「みんな寝ている時間帯(Oxford Advanced Learner's Dictonary)」だ。寝たら起きるまで「一瞬」だろ。at と相性がいい。atという間に朝だ。
Sくん:....................
*注:nightは人の活動を含むこともある。Let's go out / on Saturday night.「出かけようぜ/土曜の夜は」 onは特定の(曜) 日で使う。
一方、暗くなっても人が活動している時間帯は、( in ) the evening と言う。inだと時間の幅が感じられる。
These animals move around / only at night. これらの動物は夜間だけ動き回る。
*eveningにthisとか、last とかがつくと前置詞は不要になる。Remember to call me / this evening. 電話してね / 今晩に。